July 28, 2011

Vol.21-NEUE GALERIE



ウィーン分離派の作品を多く取り揃えているノイエ・ギャラリー。
規模は大きくないものの、見応えたっぷりです。


Gustav Klimt(1862-1918オーストリア)の作品群。
当時135万ドルで売却されたという「アデーレ・ブロッホ=バウアーの肖像 Ⅰ」

Adele Bloh-Bauer/1907

私はEgon Schiele(1890-1918オーストリア)の方が気になる。
彼の自画像は100年前の人とは思えないような雰囲気を醸し出しています。
Klimtと同時期に活躍しつつ、やっぱりいつくかの作品には性を意識したものも。

他の作品とは少し違う雰囲気のこちらはシック。

Portrait of Gerti Schiele/1909


VIENNE 1900 : STYLW AND IDENTITY
Februry 24 - August 8, 2011


NEUE GALERIE 
http://www.neuegalerie.org/
1048 Fifth Avenue, New York, NY 10028
※画像はHPより

PS.
ウィーンのイメージにちょっと戸惑う私。
と思ったけれど、NeueってNew、だから?
じゃ、私のウィーンのイメージってどこから湧いてきた? 要考察。

July 27, 2011

Vol.20-The Jewish Museum



1904年創設のジューイッシュ美術館。
ジューイッシュの歴史と美術品の展示をはじめとして、
毎回とっても興味深い企画展を楽しめます。

現在開催しているのは、コーン姉妹のマチスをはじめとしたコレクションの展示。
ジューイッシュであるクラリベル・コーン(1879-1929)と妹エタ(1870-1949)は
20世紀初頭、パリで美術品の収集につとめました。
そのコレクション、マチスにピカソ、ゴッホ、セザンヌなど約3000点!
その後、美術品はボルチモア美術館に寄贈されました。

今回はその中から、45点を楽しむ事ができます。

Henri Matisse/Large Reclining Nude, 1935

Collecting Mattise and Modern Masters 
The Cone Sisters of Baltimore
May 6 - September 25, 2011


もう一つ企画展、これがとってもかわいらしい。
Maria Kalman(1949 Tel Aviv, Lives New York)、ちょっぴり風変わりで、
それでいて見ている人を明るい気持ちにさせてくれるイラスト。

こちら↓のイラストは、6列になっていますが、
マンハッタンのアップタウンからダウンタウンまでの人間模様。

Crosstown Boogie Woogie, 1995 / HPより

Herring and Philosophy Club, 2006 / HPより

こちらでたくさんイメージが楽しめます。
私は犬が本を読んでいる、そのままがタイトルになっている
「Dog reads book」がお気に入り。


Maria Kalman : Various Illumination (of Crazy World)
March 11, 2011 - July 31, 2011


The Jewish Museum
1109 Fifth Avenue at 92th Street, New York, NY

PS.
ここだけの話、すっごい年齢層が高い美術館だった〜(推定68歳)。なんで?

July 25, 2011

PS



こんな街灯の美しい街にまた行きたい、住んでみたい。
これからも毎日が旅と思えますように。

July 24, 2011

Beer, oyster, and ...



パリでもやっぱりビールは人気。
乾燥した街にはやっぱりドライなビールがお似合い、
特に夏は白ビールにレモンを入れて飲んでいる人をよくお見かけします。

季節はちょっと外れちゃったけど、牡蠣も美味。


オイスタータルタル、牡蠣とサーモン、ホタテをレモンとジンジャーであえた絶品。
Rのつかない月だけれど、明日のお腹の心配は食べてから、ね。

Cafe Constant
http://www.cafeconstant.com/


そしてもっとも今回最も悔やまれたのは、、、


ソーテルヌでつけたレーズンのチョコレート、Raisins au Sauternes。
お土産、と思って帰国してから食べて見ると、まぁ!
目が飛び出ちゃうほど美味しいの。うっとりです。
こんなに美味しいって知ってたら、もっと買ってきたのになぁ(泣)。

Da rosa


PS.
日本語で調べると出てくる出てくる!備忘録↓


July 21, 2011

Musée du Louvre



フランス革命後の1793年に美術館として一般公開されたルーブル美術館。

ロンドンでパルテノンを見てから、特に彫刻に興味が湧くのです。


翼を持った勝利をもたらす女神、サモトラケのニケ。
作者不明の紀元前の作品がよくもここまで修復され、
未だに圧倒的な存在感を備えてるなんて。。。


こちらはイタリアの彫刻家、Antonio Canova(1757年ー1822年)の
「エロスの接吻で目覚めるプシュケ」。
愛の女神、ヴィーナスと戦いの神アレスとの間(浮気!)に産まれたエロス。
愛を司る神が恋してしまう、なんてギリシャ神話って奥深くってロマンティック!




そしてヴェルサイユにもひけをとらないナポレオン三世のアパルトマン。
隣にいた若い男性二人組のきどらない会話を耳にする。
A:「おまえこんな部屋に住みたい?」
B:「いや、ちょっと遠慮するよ。こんなに広くなくっていいかな」 笑!

さて、このルーブル美術館、イルミネーションが本当に綺麗。


PS.
個人的にはこのピラミッドがどうしてもね。。。
ちょっと違和感あるし、トム・ハンクスのイメージが強過ぎってさ。

July 20, 2011

Reims





さて、このランスという街には三大ゴシック大聖堂のひとつ、
ノートルダム大聖堂があります。
816年ルイ1世から1825年シャルル10世の戴冠式がここで行われました。

これは一瞬言葉を失う程、私が今まで見てきたどの聖堂よりも荘厳。
ステンドガラスにはシャンパンの製造過程が描かれています。



シャルル7世をランスに導いたフランスの救世主、
ジャンヌ・ダルクもこの土地ゆかりの人物。

昔の面影を残したままのステキな街です。





PS.
パリからTGVで45分のランスですが
新幹線もない当時、パリ、ヴェルサイユ宮殿にランス、
王様達はどれだけ大掛かりな移動をしていたのかしら。

Champagne!




おいしいイギリス料理を味わってお腹いっぱいになったところで
ユーロスターでパリへひとっ飛び。
次のおいしい物はシャンパーニュ地方にあり。

こちらのMoët & ChandonがあるのはEpernayという小さな街。
駅から5分ちょっとでお城のようなカーブに到着します。

ちょっとしたプロモーションビデオ→カーブ探検→試飲→買っちゃう?という流れ。  
約80%を海外に出荷、その上スカーレット・ヨハンソンが広報大使とあれば
カーブ探検よりもGRAND VINTAGEの試飲に集中。

初めて飲むVINTAGE、バブルの滑らかさに感動!
そうだよね、あれだけ歳月と愛情を注いで育てもらったんだものね。





ご機嫌になって次に向かったのはREIMSという街。
たくさんのメゾンが連なっています。まるでシャンパンの五番街。
ずっと気になっていたRuinartのBlanc de Blancを求めて。


1729年創設、最古のシャンパンメゾン、そのカーブにはフランスの人口よりも
はるかにたくさんのシャンパンが眠っているそうです。


地下におりる事、数十メートル。
こちらのチョークピッツ(石炭?)のセラーは歴史的建造物に指定されているそう。


しっかり寝かせて。
(これだけ重ねても大丈夫ならスーツケースに入れたって割れないね)


丁寧に不純物を取り除いてあげましょう。
(大概は機械が瓶をまわしてくれるらしい)


最低でも4年(だったかしら)の睡眠から目覚めたら冷やしてあげましょう〜。


初めてのご対面、白のRuinartとDom Ruinart.
想像していたよりも蜂蜜の香りが高くってとっても優雅な気持ちになれるお味。


こちらはRuinart RoseとDom Ruinart Rose。
Dom 〜については、うんと香りがたっているためこんなグラスで。
フォアグラにとってもマッチするそう。まるでコニャックみたい。

PS.
もしカーブめぐりするとしたら、どこのメゾンに行きますかー!!??
色々調べたけれど、シャンパンメーカーのHPってどこもオシャレっ。

July 19, 2011

Fish & Chips and more...



ロンドンで嬉しかった事、それはお料理が美味しかった事。
ビールだってギネスばっかり、なんてことはなくって。
全くどこの誰が言い出したのっ?って聞きたいぐらい。

加えて、ドーバー海峡を越えればフランス、ワインだってお手頃なのです。

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フレンチシックなメニューが女性の心にささります。
HPには、「シャンパンとオイスターだけのレストランではありません!」とあります。
もちろんオイスターだってアメリカに比べると小ぶりで引き締まって美味でしたが
ファーストフードと言われるFish & Chips(こちらはタラ)、ホクホクでサクサク!
旅疲れした私の胃でさえ、「もっと食べたい!」と思うぐらい。

Randall & Aubom
http://www.randallandaubin.com/restaurant.html


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こちらはコンラン卿のレストラン、イギリス料理。
そうだ、「Sir」という称号が存在するお国ですね。
はじめてイギリスワインを頂きました。
店員さんに尋ねると、総じてドイツのワインに似ている、との事。


Butlers Wharf Chop House
http://www.chophouse-restaurant.co.uk/

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こんなに綺麗な赤身の牛肉を頂けた事に感動。
こちらもテムズ河を望むモダンブリティッシュレストラン。
メインのポーク、なんとも繊細なお野菜が盛りつけられていた事か!

OXO Tower Restaurant
http://www.harveynichols.com/oxo-tower-london-restaurant


PS.
国別で見る一人あたりのビール消費量、1位はチェコ、
イギリスは16位、日本はなんと38位。
※2009年度キリン食生活文化研究所より
へ〜〜!チェコの人たちってどれだけビール飲んでるんだろう!

July 18, 2011

The British Museum


こちらは1753年に創設された、世界初の公共博物館。
古今東西、約700万点の所蔵を誇り、常設展示だけでも約15万点。
現在にいたるまでに文化遺産が次々と発掘され、増築工事に加えて
1880年には自然史博物館が分離、1998年には大英図書館が移転しました。

二兎を追うものは一兎をも得ず、にしたがいましょう〜。

個人的必見展示はパルテノンギャラリー。



この力強さ、残念ながらキャプションの写真を撮り忘れてしまったので調べて見ると、
ゼウスもヴィーナスも国立西洋美術館にみなさん移動しているではありませんか!

どうぞ私の変わりに見てきて下さい(泣)。




http://www.body2011.com/

この他にもロゼッタストーン、イースター島のモアイにたくさんのミイラ、
(ミイラってどこに行っても人気あるんですね)
Japan Galleryには風の谷のナウシカのセル画も。
まさに世界の博物館です。

一点、ご紹介。 The 'Ram in a thicket' - やぶの雄羊。
(何とも不思議ですが目をひきます)
4500年以上前の作品、イラク南部で発掘されたそうです。


PS.
大英博物館、またの名を略奪博物館と呼ぶ人もいるのだとか。
パルテノンに関しては、賄賂を払ってギリシャから盗んだ(言葉が悪いです)とか。
他にも各国から返還を求められている作品がたくさんあるみたい。
かたくなに拒否し続ける理由とは??!!

Sightseeing in London


初めて訪れる国、
The United Kingdom of Great Britain & Northern Ireland - U.K.。

初めて歩く街、London。

先日もウィリアム王子とキャサリン姫のウエディングが行われたばかりのこの街で
その歴史とロイヤルを感じられるお散歩におでかけ。


Buckingham Palace



1703年にバッキンガム公の邸宅として建てられ、
1837年、ヴィクトリア女王の即位から王室の宮殿となりました。

ここで女王陛下をお守りする真っ赤な制服と毛皮の帽子に身を包んだ近衛兵、
パレードをしながら勤務交代。
冬にはグレーのコートに衣替えするそうです。


Tower Bridge


長年、ロンドン橋だと思っていたこちらの橋、その名はTower Bridge、
1894年完成のゴシック調のタワーと青い橋桁が特徴。
その北にあるLondon Towerとの調和を考えてデザインされています。


Westminster Abbey


フランスのギヨーム2世がイングランドを征服し、
英国王ウィリアム1世(ウィリアム征服王)として戴冠式を行ってから、
40人の王様がこのウェストミンスター寺院で即位しています。

院内は、というとエリザベス1世をはじめとしてたくさんの歴代人物が眠っています。

故ダイアナ妃の葬儀が執り行われ、
ロイヤルウエディングもここで行われました。


House of Parliament


英国議会の議事堂、正式名はウェストミンスター宮殿。
前述のウィリアム征服王の時代に、ウェストミンスター寺院建設状況を
見られるように(!)、と建設されました。

テムズ河対岸からの夜景は国会議事堂とは思えない程芸術的なのです。

PS.
とにかく威厳に満ちた国、と感じると同時に、ナデシコジャパン優勝。
これからも大和撫子である事を誇りにしていこうっと!
Viva! Yamatonadeshiko!!!

July 15, 2011

Swan Lake at Metropolitan Opera House

ABT HPより

こちらの写真の女性が、ABTのプリンシパル、Julie Kent。
Lady of the Camelliasに続き彼女の公演、麗しき白鳥なのです。

バレエはやっぱり白鳥の湖だな、と思わずにはいられない反面、
次はドン・キホーテみたいな豪勢な演目も観てみたい。

PS.
そもそもの疑問、
なぜロットバルトはオデットに呪いの魔法をかけてしまったのかしら。