May 24, 2011

Vol.16-The Metropolitan Museum of Art




世界三大、四大美術館、どちらでしょうか、
いずれにしても外観を撮影するのも難しい程の大きさです、メトロポリタン美術館。
1866年の構想設立時から四年後の1870年開館。

常設展示とはいえ、それは所蔵している作品の約1/4だそうです。

今回の目的は「Alexande McQueen : Savefe Beauty」。


昨年40歳という若さで亡くなったアレキサンダー・マックイーンの回顧展。
今年のニュースと言えば、英キャサリン姫のウエディングドレスが
ブランドを引き継いでいるサラ・バートンのデザインでした。

大学卒業後の1992年から、最後のランウエイまでのコレクションが
Romanticを7つのテーマに沿って展示されています。


ほとんどのマネキンがフェイスマスクをつけていたり、
中にはサディズムを感じさせるものもありますが、圧巻の世界です。

私のお気に入り二点。
深い赤が女性の本能を引き出してしまいそうです。

autumn/winter 2006-7
Dress, Widows of Culloden

Autumn/Winter 2008-9
Ensemble, The girl Who Loved In the Tree

血の通った人間が身に付け、一歩踏み出し、風を受けた途端に
ドレスに命が宿ります。

ファッションの粋を超えた、崇高な芸術。

ALEXANDER McQUEEN
SAVAGE BEAUTY
May 4 - July 31, 2022
http://blog.metmuseum.org/alexandermcqueen/

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次に向かうのは
「ROOMS WITH A VIEW - THE OPEN WINDOW IN THE 19TH CENTURY」。

1810から1820年頃のドイツ、フランス、デンマーク、そしてロシアの
アーティストの、「窓」のある絵画展示。

窓から景色の見える、音のない静かな光景。
もちろん作品も興味深いのですが、テーマが面白いです。

Georg Friedrich Kersting (German, 1785–1847)
In Front of the Mirror, 1827

Attributed to Martin Drolling (French, 1752–1817)
Interior with View of Saint-Eustache, ca. 1810

THE OPEN WINDOW IN THE 19TH CENTURY
April 5 - July 4, 2011

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絵画を鑑賞したので、写真が見たくなります。
モノクロの夜の光景ばかりを集めた展示、
「Night Vision: Photography After Dark」。
夜の明かりは、カラー写真よりもモノクロ写真の方がキレイ。

Appel/Otto Steinert (German, 1915–1978)

Untitled/Daido Moriyama (Japanese, born 1938)

Night Vision: Photography After Dark 
April 26, 2011–September 18, 2011

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The Metoropolitan Museum of Art
1000 Fifth Avenue at 82nd Street
New York, NY 10038-0198
※建物写真二点以外は全てHPより


PS.
入場料→Recommended、大人$20なり。さて、あなたならいくら払いますか?
$20?  それとも$1???

May 22, 2011

Cocktail Bar CURE



ニューオリンズのもうひとつのお楽しみ、美味しいお酒。

中でもこちらは別格、
カクテルって、作り手の人柄が反映されるっていうのを改めて実感できるバー。
メニューには考案した人の名前まで書いてあったり、
スポイトやスプレーに入ったアロマで香りをつけてくれます。


私は彼をバーテンダー大賞にしたい!

お料理もとっても粋。
見た目は普通のハウスサラダ、ドレッシングはブルーチーズフォンデュ。新感覚。
これも彼が考えたレシピだそうです。


Cure
http://www.curenola.com/
4905 Frert Street, New Orleans LA 70115


PS:
とーっても久しぶりの写真を現像に出してみた。
あがってくるのが楽しみ。

May 20, 2011

Preservation Hall



Jazzの街、ニューオリンズ。
最近だと2009年、Saintsのスーパーボウル優勝。

食べ物も全く違います。
クレオール料理にケイジャン料理→ジャンバラヤ、ガンボ、
それにクロウフィッシュ→ザリガニ(これはちょっといただけない)。


もともとの地名はフランス語の「La Nouvelle-Orléans」。
フランス領になった後、スペイン領となったのです。
通りの名前はフランス語っぽく、建物の色使いがカラフルなところはスペイン。
中心地を離れれば、コロニアル様式なお家が並んでいます。

でもやっぱり旅行に行ったらJazzなのです。

Preservation Hallはとっても有名なジャズハウス。
18世紀に建てられた当時の姿のまま。
ベンチ席がちょこっと、あとはその前に体育座りするか、立ち見、
おトイレもなければ、飲み物もなし、それでも連日観光客と地元の人で賑わってます。


PS.
やっぱりトランペットが花形なのかな?
私がメンバーだったら、あまり目立たないけどピアノ担当がいいな〜。

May 5, 2011

Vol.15-Asia Society Museum


Upper East Side、METのまわりには美術館が並びます。

こちらはアジアとアメリカの架け渡しを目的としている非営利団体です。
創設はJohn Davison Rockefeller Ⅲ(1906-1979)。
ロックフェラー・センター創設者の三世。

文化プログラムを常に開催、
またその中に、ロックフェラー三世夫妻のコレクションを所蔵している
美術館があるのです。



カフェのエントランスにはこちら、Ganesha。
こちらもコレクションのひとつです。

ヒンズー教の神様、シヴァとパールヴァティの長男。
障害を取り去り、幸運の神様って言われてます。
太鼓腹に顔はゾウ、四本の腕、というのが定説。

はい、これ以上説明してしまうと、間違いにつながってしまいそうでなので。。。


Asia Society & Museum
asiasociety.org/
725 Park Avenue, New York, NY 10021

PS.
展示も観ましたよ、もちろん、「Shahnamah」。
イランのペルシャ語で書かれた「Book of King」ー王書。
ちーさくって虫眼鏡で閲覧、その上ペルシャ語なんて理解できない。。。

May 3, 2011

Vol.14-Whitney Museum of American Art


創設者はGertrude Vanderbilt Whitney(1875年 New York)。

すごいですね、大富豪については(も)詳しくはないのですが、
Vanderbilt(NYのストリートの名前にもなっている)家出身、
嫁ぎ先は、こちらもイギリス出身の一族Whitney家。

パリで芸術に出会い、その後彫刻家となり、
現代美術のコレクションを始めます。

しかし、これらをメトロポリタン美術館に寄贈しようとしたところ、断られました。
であれば、自分で美術館をつくりましょう、という事になるわけ。


HPより

彫刻家、George Segal(1924-2000 NJ出身)の"Walk, Don't Walk"
人の体から石膏で型をとった彫刻です。

Whitney Museum of American Art
http://whitney.org/
945 Madison Avenue (at 75th Street)
New York, NY 10021

PS.
昔から、芸術家以外の支援者にも「パトロン」って言ってたのかしら?!